PTC Creo El/DMExpress4.0 を使ってみた 02

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 というわけで、PTC Creo Elements/Direct Modeling Express4.0を使ってみているのですが、

 これってパラメトリックじゃないんですねぇ、スケッチの概念が無いし(ワークプレーン(WP)に直接描く)、フィーチャーの概念も無いし、そもそもWPとできあがった物体との関連づけも無いのでできあがった物体はWPを無視して移動できちゃうし...なのでいくつもの部品を関連づけながら設計を進めていくとか、修正が即座に反映されるわけじゃ無いので一回作った物を削除して作り直さないといけないっぽいとか...まあちょっと困惑しています。上手な方法を見つけることができていないだけという可能性ももちろんありますが、ともかくパラメトリックな3DCADだと思って使うとこれじゃ無い感で打ちのめされる可能性が高いです。

 がしかし!悪いことばかり言ってもしょうがないので前向きに、フィギュアとか大雑把な形を作りたいという用途には実は使いやすいんじゃないかと思っています。どっちかというとRhinoceros的に使えるんじゃ無いかなぁと目論んでいます。全体の雰囲気はPTCさんのソフトを踏襲している感じですし、ちょっと気の利いた曲面の部品とかそういうのが作れたらいいかなぁと。ちゃんとSTLでのインポートをサポートしている辺りは、3Dプリンタでの出力を目的としたデータ作成という用途を想定して作っているんじゃないかなと思います。

 というわけで、次回からも手探りな感じで上手な使い方を模索していきたいと思います。